【WBS】161018 (火) AI(人工知能)の「値付け」に学べ

AIによる、「適正価格」を探る取り組みが始動している。

  • 駐車場を探す手間がなくなる?
  • 不動産業界の市場の透明化にも寄与?
  • まとめ

【駐車場を探す手間がなくなる?】

 What is this?

三井不動産リアルティとS-cubismはスマートフォンで駐車場の事前予約ができるサービス「Toppi!」を発表した。このサービスで注目されるのが、将来AIによる価格設定を想定している点だ。

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How

三井不動産リアルティによると、駐車場事業で時間貸しをしていると、1日に何度も出入りがあり、一定のビックデータがたまってくるため、これを最適な価格の設定にいかしたいとのことだ。将来的には、電光掲示板を利用し、AIが空いている時間帯を判断し、価格を安くするというサービスだ。

Why Great?

利用者が目的地で駐車場を探す手間を省くことができ、またAIが値段設定を行うことで、オーナーにも利用者にもメリットがでる仕組みだ。

【不動産業界の市場の透明化にも寄与?】

What is this?

一方Sony Real Estateは物件探索サービスを提供している。これは、現在販売されている、実売価格と、AIが推定した、推定価格を同時にみれるというサービスだ。

How

不動産の販売情報、過去の制約情報などを勘案して、物件の間取り、広さなども判断し、妥当な価格をリアルタイムで表示を可能にしている。

2

Why Great?

適正価格がいくらかは腕の良い不動産仲介人が見れば査定はできるが、これを幅広く多くの人が見る形で提供するには、AIの力なくしては 実現できないのだ。このサービスが利用されることで、市場の透明性が高まり、市場の活性化を狙っているとのことでした。

Plus α

近隣の保育園や、病院、、小中学校の学区を色分けで表示したりすることもできるとのことだ。また、Sony Real Estateはこのサービスを利用し、実売価格が低い物件を購入し、リノベーションを行うことにより、物件の適正価格をの実現をおこなったりしているとのことでした。

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【まとめ】AI(人工知能)の「値付け」に学べ

ボストンコンサルティンググループの秋池氏によると、日本企業の収益性の低さは、値付け(Pricing)が上手ではないところにもあり、競合がいると、少しでも安く値段設定をしてしまいがちになるのを防ぐことができるのではないかとのことでした。思い切ってAIに値段設定を任せると、人間が行ったものと大きく乖離することもあるかもしれないが、人間の感覚も捨てたものではないし、AIもまだまだ発展途上なので、そのギャップを埋めるなかで、AI側はアルゴリズムの修正が必要になったり、人間側は、新しい商品や地域の魅力を発見できるかもしれないとのことでした。

AIに期待しすぎるなという声もちらほら耳にしますが、現在特定分野のみを得意とする一般的に「弱いAI」といわれるAIが後10年はかかるといわれていた、囲碁の世界で、世界トップレベルの棋士を負かしたりと、本当にAIの発展は目覚ましいものがあります。 NYの金融業界でも裁定取引等の超高速取引については、すでに9割がAIが行っていたり、気付かない間にAIが私たちの生活を劇的に変えていってしまうのは間違いないのではないでしょうか。