カメラ内部のイメージ
カメラ内部は下記のように、レンズ、ミラー、画像素子(イメージセンサー)ペンタプリズム/ペンタミラーなどで構成されています。

<ファインダーに写っている映像って?> レンズを通過した像は、上下左右が逆転する倒立映像になっています。これを撮影者が撮影しやすいように、正立正像に復元しているのが、ペンタプリズム/ペンタミラーです。ペンタプリズムは、5角柱形で7面体のプリズムで、ガラス製プリズムの表面にアルミニウムや銀を蒸着処理し、内部で光を反射し、向きを変えています。一方ペンタミラーは、多面体のガラスユニットの表面にアルミニウムや銀を蒸着処理しており、中空で軽く製造コストもやすくなります。(数枚のミラーをつかって光を屈折されているイメージ)プリズムは、ミラーよりも重くなりますが、明るく、ファインダー内の像を大きく写すことができます。一眼レフのエントリーモデルなどは、ペンタミラーが、ミドルクラス以上は、ペンタプリズムミラーが使われることが多いようです。ちなみに、このペンタプリズム/ペンタミラーがない一眼レフをミラーレス一眼レフカメラと呼びます。ペンタプリズム
デジタル一眼レフカメラ内部で行われる処理
光 → イメージセンサー(CCD/CMOS) → 画像処理エンジン → メモリーカード
ではレンズから入った光はどのようにメモリーカードに保存されているのでしょうか。レンズに入った光は、イメージセンサーで、電気信号に変換され、画像処理エンジンで、データが解析され、それぞれにふさわしい画像処理を施され、高解像度で、高品位な画像でデータに変換して、ファイルが作成され、その結果が、メモリーカードに保存されます。

<画像処理エンジンを少しだけ詳しく> 画像処理エンジンは、撮像素子(イメージセンサー)から送られてくる膨大な信号を、画像データに変換する集積回路で、高速で、大量のデータを処理できる小さなコンピューターである。上記の通り、撮像素子(イメージセンサー)から受け取ったデータを解析し、それぞれに相応しい画像処理を施して、高解像度で、高品位な画像データに変換してファイルを作成している。画像処理エンジンの性能は、画質の善し悪しに大きく関わるため、各社とも性能の高さを示す材料として、この集積回路に名前をつけ、大きくアピールしています。キャノンは「DIGIC(ディジック)」、ソニーは「BIONZ(ビオンズ)」、ペンタックスは、「PRIME(プライム)」、オリンパスは、「TruePic(トゥルーピック)」、パナソニックは「ヴィーナスエンジン」と言った具合です。なお、ニコンは、画像処理エンジンあるいは、画像処理技術の総称として、「EXPEED(エクスピード)」という名称を使っています。
要するに写真の美しさを決めるのは
デジタルカメラの画像の美しさは、1.レンズの光学性能+2.イメージセンサーの画素数と性能+3.画像処理エンジンの性能によって決まります。
