【WBS】161209(木) 税制改正大綱でビール税一本化の狙いとは?

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税制改正大綱を決定

自民党と公明党は、今日来年度の税制改正大綱を決めました。

配偶者控除とエコカー減税

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最大の焦点となっていた配偶者控除については、配偶者の対象年収が今の103万円から150万円に引き上げられることになりました

また、エコカー減税についても、対象車を役9割から7割に絞る方針となりました。

ビール類の改定

今回注目するのは、ビール類についてです。ビールは原料などによって3種類に分類されています。

1つ目のビールは麦芽が原料の67%以上のもの。350mlあたり:税額77円→54.25円(改定後)

2つ目の発泡酒は麦芽が原料の67%以下のもの。350mlあたり:税額47円→54.25円(改定後)

3つ目の第三のビールは主原料が麦芽以外のもの。350mlあたり:税額28円→54.25円(改定後)

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現在は、上記のように、ビールが最も高い税率となっていますが、これを10年後に54.25円に一本化されます。

Coco
ちなみに、日本酒は現在42円で、ワイン、チューハイハイボールは、現在350mlあたり、28円の税金がかかっているワン。これをワインと日本酒については7年後に35に、チューハイとハイボールについても、10年後に35に一本化されるワン。

政府の見解は

自民党宮沢洋一税制調査会長「ビール系飲料が3種類。これらが税率が違うことで、価格が違って、正直市場を歪めてきたのは確か。」

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ビール類の税金の違いは、発泡酒や第三のビールの開発競争ばかりが進み、税収減にもつながっているという、現実で、今回の税収改正はこういった歪みを是正したい狙いがあります。

街の声を聞いてみました。

男性「ビール派です。うれしいです。 でも10年後だからちょっと待ち遠しい。

男性「ずるいなーと思いますよ。 メーカーさんは努力して安くしているのに、最終的に税金を全部調整して同じにするのは、企業の努力を無視している感じがして、これは後出しジャンケンじゃないかなと思う。

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日本のビール税の酒税は、欧米のそれと比較しても大幅に高い水準にあります。350mlあたり日本=77円、ドイツ=4円、アメリカ=9円、フランス=16円、イギリス=54

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メーカーはどう考えている?

サッポロホールディングス社長上條氏「日本の税金は欧米と比較し圧倒的に高いので、種類間の格差を是正していただかないと、グローバルスタンダートというい意味でのトリクに見なかなかなっていない」

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ビールの定義も変更

これまでは、麦芽比率67%以上でしたが、20184月以降は、麦芽50%以上であればビールというように定義が変更されます。また、原料に果実や香辛料等の仕様を認めることで、ビールの定義を広げようというのです。

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この動きを歓迎しているのが、クラフトビール最王手のヤッホーブルーイングです。やっほーブルーイングの主力商品が、クラフトビールです。

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こちらはフルーティーの曲が特徴の水曜日のネコです。累計の販売本数が800万本を占め、会社全体の売上の15%をしめる主力商品です。

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麦芽の比率はビールの定義である、67%を大きく上回る、99%以上ですが、香りをつけるために、オレンジの皮や、コリアンダーの種をつかっているため、ビールとしては、みとめられず、これまでは、発泡酒として販売してきました。しかし、今のルールでは、麦芽の比率が50%以上を越えるものはビールと同じ税金がかせられているのです

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社長の井手氏は「いままでは税金はビールと同じだけはらっていたのにもかかわらず、発泡酒として表記しないといけなかったものが、 今後ビールと正々堂々といえるようになるのは、とてもありがたい。ヤッホーとまでは言えないが、ちょい良しという感じです。新たな改革の1つとしては、歓迎している」とのことでした。

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