イオンが打ち出した1手、ブラックフライデーとは?
「1年で最大級のセール」という期待を裏切らない商品をアッと驚く価格で提供してくれるセールとのことです。
What is this?
ブラックフライデーとは毎年感謝祭(Thanksgiving Day)翌日の金曜日に開催される大規模なセールで、どの店も黒字になるといわれることから、ブラックフライデーと呼ばれています。

Why Black Friday?
通常年末商戦というと、12月頭のボーナス商戦に始まり、クリスマス、年末、初売りの4回であるが、イオンは今回ブラックフライデーまで取り入れることにより、計5回とした形だ。現在、明確な割引率は公表はしていないとのことですが、人気の家電や、ゲーム機、生活雑貨まで驚くべき価格で提供される、ただのセールではないとのことです。
お客様が買い物に行きたくなる、きっかけ作りを行い、来店数が伸び得るのを期待しているとのことでした。


Plus α
クリスマスや年末年始も暦に合わせて、ひとひねりしているようだ。今年のクリスマスは3連休になるため、「パーティ需要」が増えることを見込んで、様々なシーンで利用できるパーティーメニューを取り揃えたり、おひとりさまでもパーティー気分を味わえるメニューも準備するとのことだ。
また、今年の年末年始は、休みが短いため、旅行はせずに自宅で、ゆっくり過ごす「イエナカ需要」が増えると予想しおせちの種類も豊富にそろえるとのことでした。
他業種の年末商戦への取り組みは?
ネット通販
セールで消費を掻き立てようとするのは、ネット通販でもあります。ECサイトのYahooShoppingでは、親会社の「ソフトバンク」が所有するソフトバンクホークスの関連セールを行う部署では、すでに今年度のソフトバンクの試合はないにもかかわらず、10月末にもセールを実施予定だそうです。
その理由をYahooの執行役員は、とにかくセールを実施したいと、そのきっかけのホークスで極端な話、勝っても負けてもセールをやりたいとのことで日本シリーズ終了のタイミングで、セールを実施するとのことでした。

目玉はTポイントの還元率で、通常1%(100円で1ポインんと)のところをその5倍が付与されるとのことでした。ただしその利用期間のほとんどは、12月末まで、12月からヤフー最大のセールを実施予定で、そこに向けてのポイントのばらまくことで、期限が迫るポイントで集客を図るとの事でした。

ビール業界
アサヒビールでは、年末の忘年会シーズンに向けて、顧客に直接ビールを注いでもらえるようなサーバーを準備しました。アサヒが開発した、「パーティーサーバー」は1台でビールジョッキ約8杯分になり、店側もこのサーバーを利用することで、その他の接客に時間を当てれるようになるとのことでした。
開発の経緯としては、ここ5年でビールの家のみは増加傾向にあるが、外のみは減ってきており、この年末商戦で巻き返しを図りたいとのことでした。宴会の中での1つのコミュニケーションツールとして利用いただきたいとのことでした。年末商戦の形が変わってきているようです。


