【WBS】170117(火) メイ首相が表明、イギリス単一市場から完全撤退へ(ハードブレグジット)

イギリス単一市場から完全撤退へ
大江アナ
さて今日円相場が一時112円台に突入するなど急激な円高が進みましたその背景となったのがこちらイギリスの EUヨーロッパ連合からの離脱を巡る動きです。
イギリス単一市場から完全撤退へ
大浜キャスター
大方の予想を裏切って EU離脱が決まった、あの国民投票から半年が過ぎました。ちょっと背景を改めて、おさらいしておこうと思います。
イギリス単一市場から完全撤退へ
大江アナ
はい、まずこちら EUに加盟をしているのがですね、28か国なんですけれども、その中では人、モノ、資本、などの行き来が自由なんですね。たくさんの市場がまとまって1つの市場になるということで単一市場という風に呼ばれています。また加盟国同士の取引は関税が0となり、これは関税同盟と呼ばれています。一見いい事ばかりのように見えますがそうでもないのでイギリスはEU離脱を決めたわけですね。
イギリス単一市場から完全撤退へ
大浜キャスター
人の行き来が自由という事は加盟国の中でも豊かな国に移民が流入しやすくなるということです。病院や学校などの公共サービスそれから雇用が脅かされるという感が高まったことが国民投票で離脱派が勝利した背景となります。
イギリス単一市場から完全撤退へ
大江アナ
ただ EU離脱が決まったイギリスでも、本音はできるだけ、形態的なメリットというのは残しておきたかったんですがこれまで移民は制限しつつも単一市場ですとか、関税ゼロの恩恵は部分的にもでも受けたいと言う道を探ってきました。
大浜キャスター
しかし例えばドイツのメルケル首相は”いいとこ取りは許されない”や、EUのトゥスク大統領 は、”ソフトの離脱は考えられない” 、つまり単一市場の恩恵を受けながら移民を制限することはできないという風に指摘されていました。
イギリス単一市場から完全撤退へ
大江アナ
それをするとほかの国も続きかねないですからね。そんな厳しい状況の中、先程メイ首相が EU 離脱に向けた演説を行いました。そこでうちだしたのが、移民を制限するということでした。 EU に対しての強行な決別宣言ということになりました。
大江アナ
イギリスの首相官邸前には、豊島さんが向かっています。豊島さん、メイ首相かなり明確に方針を打ち出しましたね。
豊島記者
ですね。先ほどメイ首相ははっきりと EU の枠組みから出ていくことを表明しました。これからの、EU との関係も友達以上恋人未満といった曖昧な関係ではなく、 これからはただの友達というようなはっきりとした決別宣言でした。
イギリス単一市場から完全撤退へ

メイ首相「イギリスから EUは離脱する。一部加盟とか準加盟国とか中途半端な状態になることはしない。EUから離脱するというのと人の流入をイギリスが適切に管理しなければならない」

豊島記者
いつもあり地味なジャケットと白のシャツを身にまとったメイ首相は、今日の漢字を政府の手に取り戻す移民を厳しく制限する方針を示しました。一方でいいの単一市場から撤退しあなたな自由貿易協定の締結を、目指すことを表明しました。今の経済的な結びつきを維持しながら、移民を制限するといういいとこ取りは、諦め、もはや吹っ切れたという印象です
大江アナ
豊島さん、 EUの単一市場に残らないということはメイ首相にとってもイギリスにとっても非常に厳しいことですよね
豊島記者
そうですね今回綺麗事をほとんど言わなかったというところがいかにもメイ首相というところなんですが、今後イギリス経済が道程というのは決して平坦なものではありません。メイ首相は演説で今後イギリスは EU だけでなくそれ以外の国とも貿易をすすめより開かれた国にすると語りました。
イギリス単一市場から完全撤退へ
豊島記者
しかし一方でポンドドルは大幅に下落し、今後もこの傾向が続くようであれば食料品やガソリンなどの高騰を招き人々の生活に打撃を与えることが予想されます。金融街シティに拠点を持つ金融機関についてもイギリス国外に拠点を移すことを検討しています
イギリス単一市場から完全撤退へ
大江アナ
そうするとメイ首相この困難にどのように立ち向かっていくのでしょうか。次の一手というのはあるんでしょうか。
豊島記者
そうですねおそらくメイ首相としては、法人税を大きく引き下げてですね、企業をなんとか国内に止めようとすることが考えられています。しかしEUとの関係や世界との関係が1から始まるということを考えるとかなり厳しいことになると思います。今朝の金融市場を見てみますとイギリスドイツ、フランスを始め株式市場は冴えない展開です。現在も下落するような動きになっています。一方急落をしたポンドですが、材料でつくしということで、やや買い戻しが進んでいるようです。
豊島記者
そしてここ首相官邸前なんですが先ほどメイ首相も帰ってきまして出船ボリスジョンソン外務大臣なども中に入っていますので今後EUとの交渉などについての戦略が練られていると考えられています。以上ロンドン首相官邸前からでした。
大江アナ
はい豊島記者に伝えてもらいました。またこのイギリスのEU離脱にめぐっては、アメリカのトランプ次期大統領がイギリスメディアのインタビューに対して”賢い選択だ”とイギリスの離脱に対して 賞賛をする発言をしておりまして、それに対して、EU側が反発を強めています。