【WBS】161208(水) コメの消費量を増やせ「卸」が仕掛ける「外食」戦略とは

WBS
WBSまとめ

年々消費が落ち込んでおり、今では、ピーク時の半分以下になったものがあります。これは、1人当りの年間の米の消費量なんです。みてみると、1962年の一人あたりの米の消費量は、118.3kg”あったのが、食生活の変化などが、あり、2015年度時点では、54.6kgまで落ち込んでいます。

1001

もう少しわかりやすく言うと、一日三食たべるとして、1962年では、一食あたり、108g、茶碗にすると、2杯分食べていたのが、2015年度には、49.8gと茶碗1杯にもみたいない程度になってしまっているのです。こういった厳しい状況の中で、米の卸最大手が選んだのは、消費者への直接アピールでした。

「卸」が仕掛ける「外食」戦略

1003

今日オープンに先立って、お披露目された、「定食屋SABAR+上野マルイ」はサバ料理にこだわった、サバ定食専門店です。鯖や右田社長は、 「鯖をトータルでプロデュースすることで、皆さんに鯖の価値を教えていく」しかし、この店の主役は、玄米と白米をブレンドしたです。サバ塩焼き定食屋、金の鯖定食はご飯食べ放題で990円です。

1011

このSABAR+を運営するのは、米卸最王手の神明です。使用する米はもちろん神明が開発するものです。宮城県生まれた、高機能玄米「金のいぶき」は胚芽の大きい玄米で、これに合う白米をブレンドしています。これにより、米のプロにしかできない、「ぷちぷち玄米とごはん」を開発しました。ぷちぷち玄米とごはんは、栄養価も高く、食物繊維も多いことから、そのヘルシーさを訴えていくとのことでした。

なぜ卸がお店をプロデュース?

1014

神明の藤尾社長は、「もっと米の良さをわかってしほしい。最近糖質制限などで、米が悪役にされている。米の消費がへって米離れがすすんでいる。」事が一番の課題だと語りました。米の需要は、年々減少傾向で、2015年度には、765万トンで、1年間で、18万トン減となっています。

藤尾社長「今までは、精米でスーパーや外食に下ろすのが我々の仕事だったが、これからは、さらにおいしく加工して、健康を提案し、客の口元まで届けるというふうに頭を切り替えた。 我々は米の消費拡大をあきらめていない」とのことでした。

新しい食べ方もプロデュース

1015

SABABAR+以外にも神明が取り組みを進めています。こちらは、グループ子会社の元気寿司。ここでは、男性にまじって、若い女性客の姿も。

「最近太ってきたので、昼はコメを抜くようにしている。外食は別格かなーっって。弁当はだめだけど、外食はいいかなと。」「家ではご飯(コメ)は抜いている。数ヶ月ぐらい、夏ぐらいから」

こうしたカロリーを気にする女性のために、元気寿司では、女性だけの開発チームを立ち上げました。

1019

開発担当チームの山田氏によると、「コメは控えたいけど、寿司は大好き。そういった、寿司は食べたいという方がいると聞いて、その人たちに向けて、開発を行いたいと思い、今回チームがつくられた。」との事でです1700名以上いる、従業員からアンケートをとり、ぷち贅沢すしせっと(800円)が開発されました。

山田氏「現在一部の店舗でテスト販売しており、このセットの一番の特徴は、 寿司8個&サラダとケーキが付いて、全部で、439キロカロリーに押さえている点です」

女子高生 「菓子パンあるじゃないですか?あれが1個で、300キロカロリーや400キロカロリーあるので、いろいろ食べれて、439キロカロリーというのは嬉しい」との狙い通りの声が上がっています。

WBS

低カロリーの秘密は米にあります。金芽米という水の吸収力が強い米をつかうことで、カロリーを通常の10%抑えており、またシャリも小さく作ることで、低カロリーのセットを実現しました。

山田氏によると、 「当初の目標より、この店では、3割ぐらい多く販売されているとのことでした。徐々にですが、右肩上がりで、売上があがっている」とのことでした。女性にももっと米を食べてもらいたい、そのための試行錯誤は続きます。

まとめ(コメの需要減を根本的に解決するには)

1022

大浜キャスター「米の魅力を国内でつたえていくのは大事。これは皆さんやっている。ただし、根本的な問題を解決するためには輸出を増やさないといけないという問題意識を持っている。海外で、普通に袋で、日本米がうっていても売れないのですが、この理由は単純に米一袋の値段が高いからなんです。これを打破するためには、海外展開している、日本食チェーンのお店に、機能性の部分であったりをうたってもらい、一緒にブランドづくりをしていく必要がある。ちょっと遠回りのようだが、こういう事をやっていく必要があるとのことです。」