【WBS】161201(木) 高級炊飯器市場にあのベンチャーが勝負をしかける

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WBSまとめ <ワールドビジネスサテライト>高級炊飯器市場に挑む!愛知ドビー(AICHI DOBBY)がだす、バーミキュラライスポット(Vermicular Rice Pot)とは?

高級炊飯器市場にあのバーミキュラを販売するAICHI DOBBYが参入します。

ここ数年ですが、各社7万円、場合によっては8万円もする、高価格帯の炊飯器に力をいれています。ではなぜこういった炊飯器といった家電に力をいれるのか。それは、各社差別化がはかりやすいため、値崩れがしづらいという事です。こういった、高価格帯の炊飯器市場に、今日新たなメーカーが参入しました。ライバルとの違いはどうアピールしていくのでしょうか。

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AICHIDOBBYがだす炊飯器とは

都内の家電量販店。各社の炊飯器が所狭しと並んでいます。

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一番目立つところに置かれていたのは、今日発売のAICHI DOBBY(アイチドビー)のバーミキュラライスポット(7万9800円)です。

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この会社は、6年前には、無水調理ができる鍋として、「バーミキュラ」を発売。現在でも、7ヶ月待ちの人気商品なのです。そのアイチドビーが「世界一おいしくコメを炊く」ことを目指して作ったのが今回の炊飯器です。値段はおよそ8万円ですが、すでに、4ヶ月待ちです。バーミキュラは、13種類の鉄をとかして、形とかしこむ鋳物です。蓋とかまに隙間ができないよう職人が、100分の1ミリ以下の精度で調整します。これにより高い密閉性を実現することで、米の旨味を逃がしにくいとの事です。

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大浜キャスターが試食をしてみると「違う、もちもちしているけど、1粒1粒がしっかりのこっている」とのことでした。ではなぜ、普通の炊飯器と違いがでるのでしょうか。

愛知ドビー副社長の土方氏によると、「炊飯と違うのは、保湿用の蓋がない」この炊飯器は、保温機能がなく、そのため、保温用の分厚い蓋が必要ないのです。「炊飯の最後のむらしでは、釜全体を冷やすことで、米にギュッと水分がはいります。」保温用の釜をなくすことで、上からも冷やせるため、効率的に、冷やせるといいます。「もともとお鍋や釜でご飯は炊くもので、保温機能はもともとなかった、それをつけてしまうことで、不自然な形状になり、おいしくなくなるので、それを避けたかった」

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実は、このバーミキュラライスポットが、通常のバーミキュラと同様に、通常の調理も行え、土方氏によると、「実はこの機種は世界戦略機種と考えていて、調理性能も一切手をぬいていない

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Q海外へはすいはんきとしてだすのではなく?

A「はい、調理器としてだします」

高級炊飯器市場No.1はパナソニックのおどり炊き

ここ数年調子の良い炊飯器市場で、市場シェア1位なのが、パナソニックの「おどり炊き」です。パナソニックは高級炊飯器市場で、シェア40%以上を獲得しています。

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こちらの最新モデルは、10万円台と、先程のバーミキュラと比較しても強気の値段設定です。同じ条件のもと、5年前の製品と比較すると、最新モデルのものは、米が1つ1つ立っていて、つややかに見えます。実際に大浜キャスターが食べてみると、「艶があって米がつるつるしている。」

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パナソニックキッチン商品化の中江主務によると、「口にいれた瞬間に甘みが出ていると思う、これは、Wおどり炊きという炊き方をしていて、IHと圧力の2つの力で、コメをおどらせている」この味を実現するために、パナソニックは、上と側面に6つのIHを搭載、それぞれの温度をかえたり、上から圧力をかけることで米が動きます。これにより、粒の心まで、デンプンを出し切ることで、甘みが増すのです。

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Q大浜キャスター「ベンチャー企業も高級炊飯器の部分に入ってきているが、これをどのようにかんじていますか。」

A中江氏「市場が活性化するという意味では、非常に歓迎すべきことではないかと思っている。各社独自の機能で、美味しさを追求しているので、いろんな機能を美味しさを追求していければ、と思っている。」

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まとめ(一生ものというキーワード)

大浜キャスター「今回のAICHI DOBBYとパナソニックでは、買い替え需要に対する考え方が異なっている。日本の家電メーカーは、どんどん新しい機能を追加していって、毎年新しいものを出して、買い替えを促す勝利のパターン。パナソニックも同様の戦略を取っている。一方前半にでてきた、バーミキュラーは一生ものという考え方。当然周りの電気部品の交換は必要だが、まんなかの鍋は一生つかっていって、海外にファンを広げていく。この両者がどういう戦いを繰り広げていくかが楽しみ。」

大江さん「一生ものという言葉はひかれますね」

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正直私は、良い炊飯器よりも、良いお米を買うことが重要だと思っているので、炊飯器は、5000円のものをつかっています。今お米は、前回紹介した、新潟が県をあげて開発した、米「慎之助」を食べていますが、本当にツヤツヤ、もちもちにたけて、美味しいです。以前のただたける炊飯器から、おどり炊きのようなキーワードでの機能が追加され、最近一気に炊飯器のレベルがあがってきましたね。おそらく、良い買い替えのタイミングだったので、買い替えた人が多かったと思うのですが、5万円以上もする、炊飯器を新しい機能が追加されたからといっても、ほいほいと、買い換える人はいないと思うのですが、実際どうなのでしょうか。バーミキュラは大江さんの言うように一生ものというキーワードはマーケットリーダーには使いづらい良いキーワードですね。バーミキュラを買うような人は、手間をかけて、ご飯をたく、つまり、圧力鍋とか、土鍋で、お米を炊くような人のような、時短を優先しない人だと考えるほうが妥当なので、市場が活性化するとはそういうことで、あまり競合とは考えてはいないということなのでしょう。