【WBS】171104(水) LIMEX(ライメックス) 耐久性にも優れ、防水の新素材は”紙”

LIMEX(ライメックス) 耐久性にも優れ、防水の新素材は”紙”

◯◯石から生まれた!?

 LIMEX(ライメックス) 耐久性にも優れ、防水の新素材は”紙”

続いては、日本の先端技術から生まれた、新たな素材を取り上げる、日本の素材力です。今日は、意外な原料から生まれた、不思議な紙について迫ります。

都内で開かれた、環境展、日本の企業が誇る最先端の素材が、集合していました。その中で、ひときわ注目を集めていた新素材は、です。

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大江アナ「触っていみると、結構つるつるしていて、頑丈そうなんですが、一体何でできているのでしょうか。」

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この紙もちろん普通の紙ではありません。まず驚くべきは、この耐久性。経年劣化にも強いのです。更に、耐水性を備えており、水の中でも字が書けるのです。

大江アナ
「紙が丈夫じゃないとかけないんですよね。普通の紙だとどうなるんでしょうか。」「書けるのはかけるようですが、もうふにゃふにゃですね。」

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紙の弱点である、耐久性と耐水性の両方を克服した、紙の代用素材、その名もLIMEX(ライメックス)。

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大江アナ「この紙なにでできているかというと、実は、石灰石なんですね。石でできた紙だったんです。」

開発されたばかりのいわば、石からできた紙。ベンチャー企業のTBMが2015年に開発しました。一体どんなポテンシャルがあるのでしょうか。

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宮城県白石市、ここが、LIMEXの製造工場です。工場のあちこちにあるのが、石灰石の粉です。そして、もう一つの原料が、ごくごく一般的な、プラスティック樹脂(ポリプロピレン)。石灰と樹脂を機械で混ぜて、高温で熱して、引き伸ばしていきます。

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樹脂は伸びやす薄くできますが、そのままでは、単なる透明なフィルムにすぎません

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。一方石灰は白く白いので、混ぜ合わせることで、紙のような白く丈夫なシートになります。石から、作る紙は、これまでもあったといいますが、独自の技術で、軽く薄くできのです。

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TBM白石工場 小林工場長「世界でここにしかない技術」

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LIMEXの価格は、1kg当り、約500円と普通の紙と比べると、割高ですが、現在生産量を増やして、コストは今後下がる予定です。

リサクルして再利用も可能で、廃棄するときは、一般ごみで問題ありません。

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LIMEXをつくるのは、TBMというベンチャー企業です。

LIMEXの一番の魅力は?

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TBM社長山崎氏「木を切らずに、水を使わずに、砂漠の真ん中でも、作ろうと思えばできる。」

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一般的に通常の紙を作ろうと思うと1トンあたり、樹木約20本 みつ約100トンの水が必要ですが、ライメックスは木も水も一切つかわず、石灰石と樹脂のみです。主原料の石灰石は、日本でも自給率は100%で、世界中で、ほぼ無尽蔵ににあるといわれています。

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山崎氏「(これからの時代は、)ペーパーレスだと思われているが、グローバルで見たときは、人口増加で、産業化が進む中で、(紙は)2030年には、(今の)倍の約8億トンの消費量になると言われている。そういったところで、水資源を使わず、こういう素材が作れるのは、すごく画期的な事。」

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そんなLIMEX我々の生活にも徐々に広がりを見せています。まずは、名刺、耐久性に優れ、すでに600社が採用しています。また、大企業も注目しています。印刷大手のTOPPAN印刷(凸版)は、去年11月ライメックスの用途について、共同開発することで、合意しました。

凸版印刷 ビジネス・イノベーション推進本部 糸谷本部長「封筒は、ポストに刺さったときに半分以上外に出ますので、雨に濡れるようなものに使えないかという想定をしたり、VRのヘッドマウントディスプレイに利用したり等の用途を検討しています。」

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山崎社長も、さらなる可能性を求めて動いていました。この日、商談に訪れたのは、ラクスルという会社。企業や、個人向けにチラシやパンフレットなどの印刷を手がけており、現在の会員は、30万人を超えています。ここで、ライメックスの製品を取り扱ってもらえれば、ライメックスの認知が一気に広がるはず。用意していたのは、飲食店向けのメニュー表。

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通常のメニュー表は、紙で印刷をして、ラッピングする必要がありますが、ライメックスは耐久性と、耐水性があるため、ラミネート加工をせずに、そのまま利用できるのです。

ラクスル高城氏「防水性や耐久性はあかなり注目していて、印刷して、そのまま納品できるのは、魅力的かなと思います。」

ラクスルは早ければ、来年2月にもライメックスの取扱をスタートするとのことです。

 LIMEX(ライメックス) 耐久性にも優れ、防水の新素材は”紙”

山崎氏「今年からは世の中に本格的に商品としてデビューしていくステージ。世界中にこの素材をどれだけのスピードで、広めていけるか挑戦していきたいとおもっている」

 LIMEX(ライメックス) 耐久性にも優れ、防水の新素材は”紙”

大江アナ「ライメックスで私の名刺もつくってもらいました。片面カラーで片面モノクロで、100枚で、およそ2500円と、一般の名刺と、比較すると、割高ですが、この枚数をつくるのに、通常の紙ですと、通常10リットルの水が必要ですがライメックスの場合必要ないと、この名刺を採用した企業に聴いたところ、エコをアピールできるビジネスツールとしても活用できるとのことでした。」

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大江アナ「更にスマートフォンのケース。や食品トレイ、更に園芸用のプランターなど、プラスティンクの代替品としても活用の幅が広がってきています。これによって従来のプラスティックの原料だった、石油の使用量を大幅に削減するという効果も期待できるとのことでした。山崎社長は、現在つかっている樹皮はポリプロピレンだということですが、今後は、それも天然由来のものに切り替えていくとはなしておられまして、より地球にやさしい、素材をめざいしていくことのこでした。」