【WBS】170123(月) ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)

ホーム転落を防げ! 安全対策の最前線

ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)

こちら私がいるのはご覧の通り駅のホームです。実はこのホームから線路へ毎日10人近くが転落しているというのです。その数1年間で何と3518人。 分析の結果、意外な転落原因というのが見えてきました。乗客の安全を守る対策の最善線を取材しました。

ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
Jr 新大阪駅ホームに少し見慣れないベンチがあります。 通常は電車と平行に置かれますが、 ここでは電車に対して直角に電池が置かれています。一体なぜなのでしょうか。実話ホームの転落の6割が酔客、いわいる酔っぱらいの客なのです。
ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
Jr西日本が転落した水客の動きを分析した結果、その多くが電車に気づきベンチから立ち上がり、そのままホームに転落してしまうというケースだったということです。
JR駅業務部 川上氏「ホームと垂直にベンチを設置していた場合立ち上がって真っ直ぐ行っても線路内には転落しません」
新大阪駅ではベンチの向きを変えてから転落者が半減ところがこれだけでは不十分だと言います。

転落防止のかなめ”ホームドア”普及進まぬ理由

ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
川上氏「ホームドアが一番転落防止に効果があるのは明らか。」
転落対策の要はホームドアだと言いますしかしホームドアの設置駅は2015年度末利用者10万人以上の駅に限ると、全国260駅ありますがそのうちたったの82駅とわずか3割しか、ホームドアは設置されていません。ではなぜ設置が進まないのでしょうか。
  1. 設置時間が限られるということ。
  2. ホームドアが1つ400kgもあるため、ホームによっては補強工事が必要だということ。
  3. 電車によって、ドア数が異なるので、統一する必要があるため。
  4. コスト面での問題
東急東横線の日吉駅終電後の駅に一本の電車が入ってきました。
積まれていたのは、ホームドアです。
東急電鉄工務部 村上氏「終電後から初電が走るまでの約3時間弱の間を利用して、今何もないところにホームドアを設置します」
ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
およそ100人の作業員が一斉に運び出します。ホームドアの普及を阻む要因の一つが、ホームドアの設置時間が限られるということです。
ホームドア1つにつき約400キロがありその総重量は約16トンにものぼります。 駅によってはこの重さに耐えられるようホームの補強工事が必要になります。
ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
更に、電車は3ドアや、4ドア、そして6ドアと、車両によってドアの数が違うので、ホームドアの設置が困難です。東急電鉄では4ドアと、6ドアの車両を併用していましたが、ホームドアの導入に際して、すべて4ドア車に統一する、車両編成の変更を余儀なくされました。
今回のホームドアの設置は2時間半ほどで完了しました。東急電鉄はホームドア関連で今年度489億円を投資、莫大なコストが普及を妨げています。
東急電鉄 村上氏「軽くて、丈夫で、安ければそれは一番事業者としてはありがたいとは思いますが。」

ホーム転落を防げ、立ち上がった音楽家

軽くて安上がりなホームドアを思いついた人物がいますもとカシオペアで音楽プロデューサーを行っていた向谷実さんです。実話トレインシュミレーターの開発を手がける程の鉄道好き。
ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
鉄板の代わりに使われているのが、バーです。重量は従来型の約6割、導入コストは約半分以下を目指します。
向谷氏「このバーで転落を保護することで、抜けることは保護するが、抜けている部分があるため、その分軽くなる。」
開発を思いついたきっかけは JR九州社長との雑談だったそうです。
向谷氏「JR九州としてホームドアを考えているが、なんとかむかいやさん軽いものを作れないかと突然聞かれたそうです。その時たまたまホームドアの話をしていた時に指を絡ましていた、あれこれで作ったら、この幅もキープできるし軽いんじゃないという話になった。」
軽量型ホームドアは、信号機などを手掛ける日本信号と共同開発し。jr九州の試験導入も決まりました。しかしバー式ドアにはひとつ課題があります。それは強度です。
ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
向谷氏「先端が最も脆弱なわけです。そこに大きな圧力が上からかかった時に、ある指針のもとに耐えきれるかというのが問題です。」
そこで強度を高めるため4本のバーの中上と下の日本を空洞のパイプから中身の詰まったアルミの棒に変更、全体の強度は従来のの2倍になりました。
日本信号ステーション安全設計部 伊佐山氏「場合によっては女が上に乗ることも想定して設計しています。」
ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
この日はバーの先端に、体重100キロの人間がよじ登ったとして、強度を測定します。ジャッキで重さを加えると、みるみるバーが曲がって行きます。これは国が定めた、強度の指針よりも、厳しい条件です。荷重をかけた後でもスムーズに開閉することが求められるのです。
伊佐山氏「問題なく最後までしまりました。」
 今月中旬向谷さんがやってきたのは国土交通省です。Jr や大手私鉄の担当者たちに向けて、次世代型ホームドアに関するメーカーのプレゼン大会が開かれました。
そこに向谷さんも参加したのです。
ホームの転落事故を防げ!(椅子を垂直に設置?)
向谷氏「上部を支える、土木工事の部分が必要ないため、その分、コストが安くなり設置がしやすくなります。」
早速鉄道会社も向谷さんのホームドアに興味津々です。
東急電鉄電気部 矢澤氏「土木補強の必要ない形も今後研究しないといけない、そのため今後とも情報交換を進めていきたいと思っています」
Q 手応えは?
向谷氏「はいとても良かったです。これからホームドアを大量に設置した場合皆さんがちゃんと作れるんですかと納期の心配をされていました。だったら受けて立ちましょうという感じです。」
大浜キャスター
この向谷さんが考えた、ホームドアですが、早ければ jr九州が、今年の秋にも試験導入を開始するとのことです。
大江アナ
導入コストが半分になれば設置できるホームの数も増えますしね。