【WBS】161028 (金) 年末年始の海外旅行はどこがお得?両替は年末まで待つべき?

年末の海外旅行はどこがお得?30%割安ツアーも今年もあと2か月、人気が高い海外旅行ですが、値段が高いという難点があります。しかし、今年はそんなお値段を気にするあなたでも旅行に行けるかもしれません。

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年末の海外旅行のトレンドは?

日本旅行によると、「今年は日並びが悪いこともあり、香港・台湾・韓国等、安・近・短と短く安く旅行ができるところが非常に人気」とのことだ。しかし人気の理由はもう一つありました。台湾旅行をみてみると、内容は去年とほぼ同じですが、値段が3割も下がっていました。日本旅行のおすすめは台湾、韓国、香港だけでなく、比較的近場のハワイやケアンズも1割近く値段が下がっているためおすすめとのことだ。
 
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安さの理由は

旅行の計画が始まる、6月の為替を去年と比較すると、約20円も円高が進んでいるのだ。また、原油安により、今年4月より、多くの航空会社で燃油サーチャージが廃止されていることも大きな要因だ。年末年始の全体の客はほぼ前年と同じくらいではあるが、やはり旅行代金が安くなっているので、「じゃあ行こうか」という客がいるとのことだ。

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◆燃油サーチャージとは
原油価格高騰に伴い、航空券代金でまかなっていた飛行機の燃料代を、航空券代金とは別建てで徴収することでまかなうために設定されたのが燃油サーチャージです。
 

日本旅行によると、アメリカは5%~10%安く、ヨーロッパは10%安、アジアは20%~30%安くなっているそうだ。アメリカ等は人気があるため、地域によって値下げのばらつきがあるそうだ。

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為替の動向は?

 

もう1点気になるポイントとしては、為替の動向であるが、みずほ銀行のチーフ・マーケットエコノミストの唐鎌氏によると、現地点(1ドル=105円)が円安のピークのため、外貨両替は年末近くのほうが良いとのことだ。その理由は、大統領選挙にある。どちらの候補が大統領になったとしても、ドル高を容認する姿勢は見せてはいない、一方で、FRBは利上げをしたいが、利上げをすると、ドル高もついてくる。この政府とFRBの政策の間にドルをめぐる”ねじれ”が発生しており、みずほ銀行はFRBは政治の「ドル安」圧力に勝てず、利上げを見送ると分析しているのだ。例え利上げを行ったとしても多くの市場参加者は年内の利上げを織り込み済みなため、そこまで大きい為替変動は起きないとのことだ。加えて、ヨーロッパでは、ギリシャの債権問題や、12月4日にイタリアでは、憲法改正をかけて、国民投票が行われることになっており、もし否決の場合、レンツィ首相は辞任する意向を表明している。つまり、この選挙は、与党の信任選挙であり、もし負けた場合、EU離脱を掲げる野党が台頭する可能性があり、そうなれば、これまで落ち着いていた、EU離脱の流れがヨーロッパ全土で再燃する可能性があるのだ。何が起きるかわからないときは円を買っておくということが起きやすいため、ユーロ円に関しても円高相場が続くこのことだ。

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◆ 連邦準備制度理事会(FRB)とは

FRB(The Federal Reserve Board=連邦準備制度理事会)は米国の中央銀行 システムであるFRS(Federal Reserve System = 連邦準備制度)の最高意思決定機関で、 FRB は、中央銀行 の頭脳 に相当します。日本における日銀にあたるものです。日本の中央銀行は日本銀行ですが、米国には1つの中央 銀 行はありません。連邦準備制度理事会はボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアなど12の地区におかれた連邦準備銀行(地区連銀 ) で構成 されていて、この12の集合体 が1つの中央銀行 の機能を果たしています。

FRBが開く金融政策の最高意思決定機関にFOMC(Federal Open Market Committee=連邦公開市場委員会)があり、このFOMCにおいて、FRBの理事7名に加え、地区ごとのFRB(Federal Reserve Bank=連邦準備銀行)総裁5名の合計12名でアメリカの金融政策FFレートの金利誘導目標を決定しています。

※FRBはThe Federal Reserve BoardとFederal Reserve Bankの2つを指すことがあるので、文脈で判断する必要があります。
 
Coco
10月28日、予想を上回る米GDP統計を受け、12月の利上げ観測が高まったんだワン。第3・四半期の米GDP速報値は、年率換算で前期比2.9%増と、2014年第3・四半期以来2年ぶりの高水準となり、伸びは市場予想の2.5%増を上回ったんだワン。CMEグループのフェドウォッチによると、市場が織り込む12月利上げの確率は約83%と、前日の78%から上昇したとのことだワン。
N
現在市場では年内の利上げ観測が、約8割とほぼほぼ、利上げが確実視されていますが、みずほ銀行はなかなかの逆張りですね。ただ、納得できる部分もあるので、どうなるかはわからないですね。日本の多くの企業は110円を想定して、計画を立てているため円安に振れてくれたほうが、日本経済にとっては良いのですが。ちなみに、利上げが起こると、市場金利が上昇するので、投資家はアメリカドルでお金を運用したいと考えるため、ドル保有のニーズが高まり、ドルの価値が上がり、円の価値が下がります。すなわち円安にふれるわけですね。