【WBS】170106(金) トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも・・・・

Questioning of Trump Illustration by Greg Groesch/The Washington Times

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも・・・・

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

アメリカ次期大統領、トランプ氏です。この人の発言で、今日本の企業が揺さぶられています。最近ですと、アメリカの空調王手「キャリア」、それから、アメリカ自動車ビッグ3の一角である、「フォードモーターズ」にメキシコ工場の新設を撤回させるなど、保護主義的な主張で、企業に介入を勧めている、トランプ氏ですが、ついに、その矛先が日本企業にも向かいました。その企業が豊田章男氏率いる、トヨタです。

今日未明、ツイッターで次のようにつぶやきました。「Toyota Motor said will build a new plant in Baja, Mexico, to build Corolla cars for U.S. NO WAY! Build plant in U.S. or pay big border tax. (トヨタはメキシコにアメリカ向けカローラの新工場を造ろうとしている。とんでもない!アメリカに工場を造るか高い関税を払うかだ!)

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

トランプ氏が新たに攻撃したのは、トヨタ自動車だ。トヨタはおととし、メキシコ工場新設を発表。2019年の稼働を目指し建設が進んでいる。

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

豊田章男社長は、5日「ひとたびやった以上、雇用と地域社会への責任がある」述べ計画を見直す予定はないと発言した。

トランプ氏は、この発言に反応したものとみられる。このツイートに対し、米国トヨタは、声明を発表。

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

「メキシコの工場は、アメリカから移転するものではなく、新たに造るものであって、現在のアメリカ国内の生産の規模や雇用が減ることはない」と声明をだした。

トヨタはアメリカ国内に10の工場を持ち約13万人の雇用を確保していると主張。トランプ氏の批判は当たらないとしている。しかし、このまま計画を進めれば輸入車に、高い関税がかけられる、懸念も。一方メキシコ工場新設を諦めれば、生産体制の再構築する必要に迫られる。

日本の閣僚も反応

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

日本経済の土台を支えている、日本企業のジレンマ。火消しに走ろうと、日本の閣僚も素早く反応した。

菅官房長官「トヨタそのものは、米国にとっても、良き企業市民だと心がけて、今日まできているのだろう。」

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

麻生財務大臣「トヨタがアメリカ国内で造っている、車両の数がどれ位なのか、よく、アメリカの新大統領の頭の中にはいっているかどうかが、疑問だ。」

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

トランプ氏の介入に市場も揺れた。東京株式市場では、取引開始直後から、トヨタ株が一時3.1%下落。影響は他の自動車メーカーにも。メキシコに工場を持つ、日産自動車(2.2%)やマツダ(3.1%)、日経平均株価は、2日連続の値下がりとなった。

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

為替相場は、一時1ドル=115円04銭と、3週間ぶりの円高・ドル安水準をつけた。トランプ氏が、保護主義的な政策を取れば、アメリカ企業にとって、逆風となる、円安ドル高を牽制しかねないという思惑で、円が買われ、ドルがうられる、円安、ドル高となった形だ。

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

敬愛同好会 代表幹事 小林氏「そのまま素直に受け取る必要はないかもしれないが、危惧はある。リスクじゃない。非連続的な予想不可能性かと。」

新年早々、現実となった、トランプリスク。日本企業は、異端の大統領と、どうつきあっていくのだろうか。

アメリカで開催中の家電ショーでは

アメリカのラスベガスで開かれている、家電ショーでは、日本の車メーカーも多く参戦しています。トランプ氏の発言で、会場の雰囲気はどうなっているんでしょうか。

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

宇井キャスター「トヨタ、今年が初出展となる、日産、そして10年ぶりの復帰となった、ホンダ、大手3社が、参加していることから、注目をあつめているのですが、トランプ氏のトヨタ批判で、やや冷水をあびせられた格好です。

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

宇井キャスター「開幕直後から、トヨタやホンダが、自動運転や、AIをテーマにした試作車をお披露目するなど、華やかな、雰囲気がつづいていました。しかしトランプ氏の発言の後、各社の幹部に、記者から、関連の質問がとぶと、

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

見本市関連の質問にしてほしいといった声が、あがるなど、ややピリピリした雰囲気も流れています。そうした中、取材を受けた、ホンダの幹部も、今は見守るしかないと、いった状況です。」

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

本田技術研究所 松本社長「トランプ政権が発足したわけではないから、今の段階でああだこうだ言うのは、時期尚早だなと理解していますので、今後の動向をしっかいりと見ていきたい。」

他メーカーの動向は

大江さん「宇井さん、では他の自動車メーカーの動向はどうでしょうか。」

宇井さん「日産自動車のカルロス・ゴーン氏が記者会見したのですが、トランプ氏のトヨタ批判については、ノーコメントだとしながらも、つぎのようにコメントしました。」

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

カルロス・ゴーン社長「NAFTA=北米自由貿易協定が変更されれば、(対応)を調整する。20日に始まる新政権の政策に注視している。」

宇井キャスター「日産はメキシコでの生産能力は、年間約85万台で、生産した、約7割が輸出にまわっており、その最大の輸出先がアメリカとなっています。」

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

宇井キャスター「今私は、日産の展示場の前にきています。日産は、アメリカのNASA、航空宇宙局と連携しまして、自動車を遠隔操作するシステムを開発すると、今回発表しました。こちらのもモニターなのですが、管制官が目を光らせています。

トランプ氏に揺れる日本 批判の矛先がトヨタにも

自動運転車が判断を迷う場合は、人間がこのように遠隔操作で指示を行うことにより、スムーズな走行法を覚えさせていくのです。これによって、自動運転社の普及がはやまるといいます。こういった新技術の発表ではなやかな場になるはずなったのですが、トランプ氏の発言で、やや緊張感もたかまってきています。」